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マルチエンジニアSEAGELLの開発日記

IchigoJamで作るUFOキャッチャー(その3 フレーム製作)

IchigoJamで作るUFOキャッチャー(その2 試作)からの続きです。(前回は駆動系・電気系の試作をおこない動作確認をしました)

材料を購入しUFOキャッチャーの土台となるフレームを製作していきます

材料はできるかぎり100円ショップで購入し、足りないものはホームセンターで購入します。
100円ショップを1〜2時間ほどウロウロしましたが、最近の100円ショップは侮れませんね。木材以外お目当てのものが全て揃いました。


100円ショップで購入したもの

  • 灯油ポンプ(1個)
  • 多目的クッション 丸型 直径3cm×厚さ1cm(8個入り)
  • 滑り止めマット(1枚)
  • グラスファイバーポール(1本)※園芸コーナーにあります。
  • 厚めのプラスチック板(1枚)
  • ロールブラシ(1個)

ホームセンターで購入したもの

  • パイン材(12×30×1820を2本) ※木材は100円ショップよりホームセンターの方が安いです。

※両面テープやネジなど細かなものは家にあるものを使いました。


サーボを固定する両面テープにはスコッチ超強力両面テープSPU-25を使いました。少々値段は高いですが超強力なのにきれいに剥がせるところが良いです。サーボモーターの固定ではいつもこれを使っています。工作では何かと重宝します。オススメです。

製作手順を説明します

1.パイン材をカットし、2つの枠を作ります。
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2.灯油ポンプをカットします。
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3.結束バンドが通るようにカッターで切り込みを入れ、フレームに取り付けます。
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4.グラスファイバーポールをカットし、両端の被覆を剥がします。寸法は各フレームの内側長さより少し長めにカットします。被覆を剥がした部分が差し込み箇所になります。
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5.フレームにドリルで穴を開けグラスファイバーポールを差し込みます。穴のサイズは被覆を剥がした部分のサイズに合わせると上手く固定されます。穴が大き過ぎると上手く固定できなくなるので注意です。
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6.次はいよいよ駆動部の根幹ともいえるタイミングベルトとタイミングプーリを作成します。材料は滑り止めマット、ロールブラシ、プラスチック板、多目的クッションを使います。
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7.まずはロールブラシプーリを作成します。ロールブラシのクシの部分をはずします。ほどよい大きさにカットしてクシのトゲトゲも短くカットします。※ここでは少し小さくなってしまったので「手順8」の写真を参考にしてください。
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8.プラスチック板を円形にカットし穴を開け、ロールブラシを結束バンドで固定します。ロールブラシプーリは2個作成します。
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片面はサーボモーターを固定するので結束バンドのストッパーが見えないようにします。
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9.次にクッションプーリを作成します。クッション2つに両面テープを貼り付けプラスチック板で挟みます。中央にドリルで穴を開けてボルトを差し込みます。長めのボルトにナットをつけてスペーサーなどを取り付けプーリがスムーズに回転するようにしておきます。クッションプーリは3個作成します。
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10.「手順8」で作成したロールブラシプーリとサーボモーターを両面テープで貼り付けます。ここでは超強力両面テープ スコッチ SPU-25を使用しました。
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11.写真のようにロールブラシプーリとクッションプーリを取り付けます。ロールブラシプーリはSPU-25で貼り付けています。クッションプーリはドリルで穴を開け結束バンドで固定します。
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12.タミングベルトの代わりを滑り止めマットで作成します。長さが足りない場合は継ぎ足してください。つなぎ目は釣り糸を使って結んでます。
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13.写真のようにベルトを取り付けます。
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14.プラスチック板を四角くカットしてヘッドにネジ止めし、ベルトとプラスチック板を結束バンドで固定します。これでY軸駆動部は完成です。
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15.X軸の駆動部は写真のように取り付けます。パイン材をほどよい長さにカットしネジ止めして、そこに設置していきます。
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16.ロールブラシプーリの付いたサーボモーターを写真のように取り付けます。SPU-25で貼り付けています。
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17.クッションプーリ2個を写真のように取り付けます。パイン材にドリルで穴を開けています。ボルトはスペーサーなど適当なものを使用してください。
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18.ベルトを写真のように取り付けます。両サイドは長めのビスで止めています。これでX軸の駆動部も完成です。
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<ワンポイントアドバイス>
プーリは真っ直ぐ垂直になるようにしましょう。ベルトのテンションがかかりプーリが傾いてしまうとベルトがだんだんとズレてきて、ベルトがはずれてたりネジれたりします。ベルトのテンションでプーリが傾いてしまう場合は、プーリ取付時に両面テープの厚みを調整したり、薄いものをかまして斜めに取り付けておいて、ベルトを張った時に真っ直ぐ垂直になるようにすると良いです。


<2016/2/26追記>
サーボモーターのSG90は通常180度までしか回転しませんが連続回転仕様に改造しております。こちらのサイトを参考にさせていただきました。


これでフレーム部分は完成です。お疲れ様でした。

X・Y軸駆動部フレームの完成写真はこちら

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これまでにかかった材料代

合計 2,060円


次回は、IchigoJamとつないでかるく動作確認してみます。

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